所得税について退職前後での違い
今まで会社が給与から所得税、住民税が天引きされ、
年末調整によって払いすぎた分を戻してもらう仕組みだったが、
退職後は自分で手続き。
年内に再就職すれば、新しい会社で年末調整をしてくれる
(前の会社の源泉徴収票を新しい会社に提出)
給与収入が無いので 当然給与所得控除も無い。
確定申告が必要かどうか
先物取引・FXをやっていて確定申告が必要か
下記の図を参考にしてください。
先物とFXの取引は 「申告分離課税」の「雑所得」となる
先物・オプション取引・FXの損益通算可能。
税率は20.315% (所得税 15.315%・住民税5%)
確定申告の方法
取引した各証券会社から年間損益計算書を入手する。
年間損益合計がプラスの場合、売買手数料を引いた金額が課税対象
年間損益合計がマイナスの場合は 確定申告することで
損失を翌年以降3年間 繰越控除可能。
確定申告は国税庁のHPの確定申告書作成コーナーを利用
働いている人は総合課税の給与所得の入力もありますが、
私みたいに無職でトレードしている人は、
分離課税所得の先物取引における雑所得等の入力くらい。
証券会社から入手した年間損益計算書の数字を入れる。
取引量が多い時は 商品ごとにまとめて入力。
後は、通常時と同様 保険料や医療などの控除を受ける人は
該当する項目に入力すればよい。
E-TAXで提出 もしくは印刷して郵送か税務署に直接提出する。
私の場合は
退職した年度の所得について
① 退職金を受け取る
② 企業給付の脱退一時金を受け取る
③ 年度の途中まで給与があり
④ 退職後のトレード収益あり
①と②は退職金扱いなので 合計額が退職所得控除を超えてないので
退職所得としては税金はかからない。
③については退職した会社から源泉徴収票が届くので
その金額を給与所得として計上
④は先物取引とFXなので
申告分離課税の先物取引に係る雑所得として計上
(今年度の先物取引損益計算が載ってる資料を
証券会社から入手する)
私の場合、日経平均先物、株式、FXと商品が多数ある上に
証券会社もいくつか使っているので 申告資料作成がちょっと面倒。
後は保険料、医療控除を例年同様に計算。
確定申告書作成コーナーで数字を入力して申告資料作成して印刷。
添付資料を追加して郵送しました
確定申告の必要書類
・申告書B(第一表・二表)
・先物取引に係る雑所得等の金額計算明細書
・申告書第三表(分離課税用)
・本人確認書類(マイナンバーカードなど)